このブログのメイン・テーマは数独の格付けであり、その目玉は「数独の美」の評価である。ところが、格付けになぜ美的感覚が必要なのかなかなか分かりづらいところであるらしい。
2年前に連載したブログにそのあたりのことを書いたのがあるのを思い出したので、ここに再掲してみよう。
17. デザインの力
今日、朝ドラ「カーネーション」(2月4日)を見ていたら、東京から原口先生が小原家をたずねてきて物の形の中に美を込める重要さみたいなものを力説する。
洋服の生地をほめ、電気製品の形を説き、直子の絵に腰をぬかす。あげく、壁にできたひび割れを自らコテで塗り替える。何にでも、形あるものの評価はその中に秘めた美によって価値が出る。そんなデザインの力が必要な時代になってきている。と、デザインの重要性を原口先生は強調する。
そんな原口節に感化され、二女の直子までが、東京にデザインの勉強にいく決意をするという内容であった。あとはどのように推移するかはわからないが、このうだつの上がらぬ顔立ちの原口先生の熱意には、何かここ数回述べてきたことと同じ心意気を感じた。
数独の美を追求する意義、そして美が数独に与える価値観のようなものをデザインという言葉を通して、垣間見たような気がした。
「カーネーション」の再放送は、8月初めあたりになるのでしょうか?