朝日新聞10月20日(土曜日)Be 数独の「難易度」「見た目」「解き味」の総合格付けを紹介します。
なお、「次の一手」は、http://kmatsu1.blogspot.jp/2012/10/bebbb.html を参照下さい。
今回の「難易度」と「見た目」は、ここ半年の朝日新聞掲載の数独と比較すると、平均的といった所です。
Results of Rank Analysis by " Ryuzen " for Asahi newspaper Be puzzle on 20th Oct.
Alias 93
Blood 71WA62WA16PE
Ranking BBB- 97 pt ( t 758 , a 29 , c 10 , v 39 )
Level 2 Very Easy
Givens 25
Empty cells 56
avarage of frequency 2.78
standard deviation for digit distribution 0.83
candy matrix constructed 28
consumed time 5.68 s
No of Route 14,598,144
(1) Technical point 58 pt
Playback notation J= BRC
No of entrance 6 { B1 , R3 , C1 , M 1 }
Distance of B 1
Distance of R 2
Distance of C 18
basic point 58 B54, R1, C1, M0
(2) Visual point 39 pt
Artistic point 29
pattern point 14
symmetry point 15 XY DU DD
Creative point 10
givens 4
sequence 6
「難易度」について、過去半年の掲載数独を昇順に並べると次のようになります。
青色の棒線が、公表レベル(いわゆる★印)、緑色の棒線が、”Ryuzen”ソフトのstrategy レベルです。41例中2例を除いてよく一致しています。つまり使用した最上位の技だけで決まるstrategy レベルでも、(おそらく人が解いて決める)公表レベルをよくシミュレートできることを示しています。
さらに、「難易度」格付けの基になっている Technical point (図の赤丸)も、(グラフはこの昇順に並んでいる)同様のことが言えます。
公表レベルには、”Ryuzen”では評価に使っていない「解き味」のようなものも含まれているでしょう。”Ryuzen”ソフトでは、「解き味」に直接関係すると思われる影響因子をData として、一応アウトプットして、解析結果に示しています。
例えば、 No of Entrance (第一手ですぐ取れる場所の個数)
Distance of B (最初に続けてB「ブロッケン」でとれる個数)
Distance of R, C, M (最初に、その技を使う手筋の数)
No of Route (完成までに可能な「次の一手」の道の数)
candy matrix constructed (行き詰まって出直す回数)
crux point infomation (ヤマ場の数、使う技の種類など)
maximum slope (最も長く考えた技に掛った時間比率)
などです。
中でも一番分かりやすいと思われるのは、PCの時系列表示でしょう。今回10月20日★4のデータに加えて、5月5日(★3なのに高いTecnical point)および5月12日(★4なのに低いTechnical point)
の時系列を比較してみました。
これを見ると、「解き味」も考慮した公表レベルが正確なのがよくわかります。
「見た目」は、解く前の印象、「難易度」は解いた後で感じる印象、「解き味」はまさに解いているときの印象、と違った側面を持つもののように思いますが、如何なものでしょうか?
0 件のコメント:
コメントを投稿