引き続き、朝日新聞5月26日数独の「見た目」について論じます。
2種類のクラスターはいづれも cluster point の高い、美しいものが採用されており、 pattern point も高い。当然、同じクラスターを使ったよく似た pattern を持つナンプレも多い。にも拘わらず、本問題のVisual point が、美人の標準に達していないのは、Creative point が低いからである。数字変換により7 grain cluster の一つをsequent digit にして、Visual point を上げることとしよう。180°回転させ、数字変換をすれば、次のようになる。
Ranking A+ Total point 132 ( +12 )
Technical point 72
Visual point 60 (+12)
Artistic point 40
Creative point 20 (+12)
で、一応美しいナンプレに変身した。この整形のもとは、1~7 のsequence digits で 7 point あがたのと、新しく 147の数字が 14個に達し、givens の 41%をしめ、aroma subliminal effect 5point が加わったことによる。147 の数字の straight line がほど良く straight shaped cluster と matching しているのが読み取れるでしょうか。
Alias=42, 72D*型は4種類、52I*型は12種類の同一クラスター配置が登録されていた。その中でも、「ナンプレ超上級編17」に掲載されている次の作品は対称回転をすれば、本パズルと同じパターンを持つ。
尤も、パターンは同じでも、本問題は、Tecnical point= 85 の難問ナンプレです。No of Entrance=0 で、第一手目が GcR ( Explicit Pair 陰の二国同盟)そして23手目に YbC (XY-wing) と初心者にはてに負えません。(Level 14、Satisfy)
これを、今回のパズルのDNA( final answer の数字配置 )で作ると次の盤面になります。
数字変換や対称移動をしても、難易度は変わりませんから、 Technical point=72 point, Level 6 Lovely ともとの問題と「解き味」は変わりません。
一方、西山ゆかりさんの作品のDNAを使うと、次のような Level 14、Satisfy の難問ナンプレが誕生します。(数字変換して、少しお化粧をしておきました。)
数独の「解き味」は、数字変換、7種類の対称変換、行交換、列交換、ブロック交換では変わりません。「数独に本家なし」といいますが、数独の美しさを競うパターンには、オリジナリティを認めてもよいような気がしますがいかがなものでしょうか?
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