朝日新聞5月26日号 e1面 beパズル(制作ニコリ)の「難易度」と「見てくれ」の両面から格付けを行う。
”Ryuzen” による解析結果を以下に示す。
Results of Ranking Analysis by " Ryuzen " of Asahi Newspaper Puzzle on 26th May.
Alias 42
Blood 72DE52IH
Ranking A- 120 pt ( t 72 , a 40 , c 8 , v 48 )
Level 6 Lovely
Givens 24
Empty cells 57
avarage of frequency 2.67
standard deviation for digit distribution 0.67
candy matrix constructed 60
consumed time 13.67 s
(1) Technical point 72 pt
Playback notation J= QQ
No of entrance 2 { B1 , R0 , C1 , M 0 }
Distance of B 2
Distance of RCM 0
basic point 60 B54, R2, C1, M0
deform point 12 Q 3
Crux point 2
① Step 3 ( 3, 1 )= 1 QbB Implicit Pair of Block 28 %
② Step 10 ( 3, 9 )= 4 QrR Implicit Pair of Row 7 %
(2) Visual point 48 pt
Artistic point 40
pattern point 30
symmetry point 10 XY
Creative point 8
givens 5
sequence digit 3
数独の「解き味」を説明するために、今回は手筋の進行状況のグラフを示そう。
今回のパズルは、これまでの★5 の中でも最も難易度の高いものであろう。初心者の卒業試験問題といってもよい。その理由は上表を見てもわかるように、crux point (難所)が2か所あることとEntranceが少なく 2 であることである。
これまでの★5 の問題は使うテクニックは同じで、Implicit Pair (Hidden pair, 予約 Qで表す)であるが、一回だけだった。今回は、QQ (double mice ) なのである。いまや古典となった「ニコリ名品100選」には、mouse Q は100問中7問出てくるのに対して、double mice は一度も出てこない。「ナンプレ超上級編 1」では、101問中 11問が QQ なのである。使用する テクニックの高度水準で決まる strategy level は、何回同じテクニックを使っても同じであるので、難易度は同じで Qの場合は、Lovely (Level 6)である。難問ナンプレには、QQQ はざらに出てくるし、four mice QQQQ も 10作品以上ある。難易度の格付けに、Technical pointを採用する所以である。同じQQでも、100 point を超す難問もある。
上に示した図の傾向は数独の「解き味」を表すものと考えられる。数独本の中から、QQ型のもので、かつ本パズルと似たような特性(Technical pt., Givens, No of Entrance)を持つものを検索してみました。果たして同じ「解き味」が得られるかどうか、数少ない読者のチャレンジに期待します。
数独本 問題 技術点 空白セル数 取っ掛かりセル数
朝日5・26 72 57 2
激辛数独 2 73 73 57 4
世界で一番美しい 1 51 71 58 4
世界で一番美しい 2 36 71 56 4
世界で一番美しい 3 22 71 56 4
西尾徹也BS100 75 73 57 4
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