数独の「難易度」と「見た目」に加え、「解き味」も考慮して、総合格付けを試みる大変意欲的かつ独創的な数独ソフト”Ryuzen”の開発に関するブログです。尤も、「解き味」はまだ格付けには、直接組み入れられてはいませんが・・
今回は、朝日新聞11月3日 Beに掲載された次のような美しいナンプレです。
なお、解き方に関しては、
http://kmatsu1.blogspot.jp/2012/11/113beaa.html に詳しく紹介しています。
Results of Rank Analysis by " Ryuzen " for Asahi newspaper Be puzzle on 3rd Nov.
Alias 42
Blood 82DB42DG
Ranking AA- 149 pt ( t 64 , a 57 , c 28 , v 85 )
Level 6 Lovely
Givens 24
Empty cells 57
avarage of frequency 2.67
standard deviation for digit distribution 1.12
candy matrix constructed 55
consumed time 12.12 s
No of Route 14,155,776
(1) Technical point 64 pt
Playback notation J= Q
No of entrance 6 { B3 , R3 , C3 , M 0 }
Distance of B 3
basic point 60 B54, R1, C2, M0
deform point 4 Q2
Crux point 1
① Step 4 ( 1, 3 )= 2 QbB Implicit Pairs 45%
(2) Visual point 85 pt
Artistic point 57
pattern point 42
symmetry point 15 XY DD DU
Creative point 28
givens 5
vacuum 10
seaquence 3
lack digit 10
今回の「見た目」は、朝日新聞掲載の数独の中でも最高の85pointを記録しました。それは、高得点の8粒子クラスター(4pt) と4粒子クラスター(3pt)を2個づつ、4個のクラスターでまとめられているからです。 3 が lack digit であるので、数字変換すれば、さらに sequence や aroma point が期待できます。
”Ryuzen” の パターン検索機能(同じパターンと7種類の対称・回転パターン X Y XY DD DU CW CC )を使うと、次の同じパターンの問題がありました。
西山ゆかりの難問ナンプレ④ 84番
ポケット数独2初級篇 85番
世界で一番美しくて難しい・・3 76番
超難問ナンプレAAA 57番
超難問ナンプレAAA 67番
ナンプレ超上級編 4 28番
ナンプレ超上級編 7 76番
ナンプレ超上級編 15 41番
ナンプレ超上級編 17 75番
ナンプレ超上級編 19 88番
ナンプレ超上級編 20 89番
ナンプレ超上級編 22 35番
朝日新聞掲載の★★★★★の、Technical point の昇順に並べたのが、次の表です。
今回の問題はその中でも「やさしい」部類に入るようです。前後の問題とともに「解き味」を比較してみました。
あまり面白くない結果となりました。3問とも、2手目~4手目にやま場を迎え、あとはズルズルといった感じですね。Ryuzen 解析結果のcrux(やま場)の欄の最後の 45%の意味は、この手を見つけるまでに掛った時間の(全消費時間に対する)割合です。実際に、鉛筆で解く時にはこれほどかからないとは思いますが、初心者のひとの中には、この辺で投げ出す人もいるのでは?