「キンピラ工房の難問ナンプレ⑬」の総合(難易度と見てくれ)第一位に輝いたのは、No53の作品であった。
Results of Ranking Analysis by " Ryuzen " for No53 Puzzle of Ultra Hard Number
Place Series 13 by KINPIRA KOHBOU
Alias 11
Blood K1AC
Ranking AAA++ 239 pt ( t 94 , a 80 , c 65 , v 145 )
Level 6 Honeybee
Givens 20
Empty cells 61
avarage of frequency 2.22
standard deviation for digit distribution 1.20
candy matrix constructed 99
consumed time 17.35 s
(1) Technical point 94 pt
Playback notation J= VΦ
No of entrance 2 { B0 , R1 , C1 , M 0 }
Distance of B 0
Distance of R 1
Distance of C 10
Distance of M 28
basic point 88 B46, R5, C6, M4
deform point 6 Q 2
Crux point 2
① Step 31 ( 9, 5 )= 3 VbC 9%
② Step 32 ( 7, 1 )= 6 ΦcB 17%
(2) Visual point 145 pt
Artistic point 80
pattern point 60
symmetry point 20 XY X Y DD DU CW CC
Creative point 65
givens 10
vacuum 45
lack digit 10 ( Digit 5)
解説 堂々格付けAAA++(239pt)の高得点であり、難易度に対して見た目の得点が大幅に高い。その理由は、見ての通り、花弁模様の簡素なパターン( cluster point= 5 )で、一筆書きの one cluster よりなるため、そのまま12倍の60pointになった。また、完全対称のため満点の 20point が加算され、芸術点は最高の60point となった。
創造点は、HINT20(表出数20)であること、中央ブロックと周囲の行・列に数字がないための Vacuum point 45 point がおおきい。
本パズルと同じパターンをもつ問題が、
「HARDナンプレ ヒント20」(インフォレスト出版)のQ68にある。
この問題は、技術点こそ、やさしいレベルの「Very Easy」で、Technical point=73 であるが、Visual point =155 point であり、10 point 程高い。その源は、aroma point=10 pt (3689 で givens の60%を占める)である。
これを踏まえて、本問題の「見た目」を良くするように改良を試みた。
まづ、数字転換により、屋根の部分を、234567 の sequent digit を採用した。また、元問題で 5 が lack digit (表出数に使われていない数字)であるので、これを 1に変えてaroma 効果をねらった。
この結果、visual point は、158 pt (+13 pt up) となった。元の問題と見比べて、1と7の尖った数字が少なくなった分、全体の pattern は 丸味を帯びて花弁らしくなったのを、見てとれるでしょうか?
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