「極選シリウスナンプレ難問+超難問130選」篠原菊紀監修、川崎光徳著、永岡書店2012年12月10日発行、¥400+税の「難易度」と「見た目」を考慮した数独格付けソフト”Ryuzen”による解析結果を紹介します。
表紙に書かれているように、この本はナンプレ本シリーズの一冊で、累計130万部のナンプレ本のベストセラーなのです。本屋さんのコーナーには、所狭しとばかりに並んでいます。このブログでも、以前「逸品 Kronos 超難問ナンプレ130選」を取り上げたことがあります。以後取り上げなかったのは、秀作、秀逸、傑作などの名前が付いているが、どれぐらいのレベルなのか、本当に超難問なのかが判断できなかったこと、1問あたりの単価が安いこと、それに「見た目」に拘る本ソフトの趣旨に馴染まない感じがしたからです。
今回は、新たに2冊購入しました。一見したところ各問とも、眼につく「美しい」パターンはなく、「見た目」も手作りの問題に見られる美意識は感じられませんでした。その理由は、少数粒子のクラスターで構成されるパターン多いということのようです。この表紙ナンプレは、6粒子2個で比較的整ったものです。一粒子だけでできたパターンを星座文様といいますが、この文様は、Visual pointは高くなりません。また、右上の星座のように、無数の星の配置から動物の形を創造した古代人の発想には、ナンプレの造形美は望めそうにもありません。
だから、今回は「難易度」についてナンプレ本のレベルを重点的に調べてみることにしましょう。
まずは、表紙ナンプレ問題の解析結果です。
Results of Ranking Analysis by " Ryuzen " for Front Cover Puzzle of Strictly Selected 130 Number Places named "Sirius" authorized by Kikuki Sinohara.
Alias 63
Blood 62zD32B*22B*
Ranking A+ 136 pt ( t 95 , a 26 , c 15 , v 41 )
Level 4 Cute
Givens 22
Empty cells 59
avarage of frequency 2.44
standard deviation for digit distribution 0.73
candy matrix constructed 89
consumed time 21.90 s
maxmum slope 11%
No of Route 6,718,464
(1) Technical point 95 pt
Playback notation J= V
No of entrance 6 { B3 , R1 , C2 , M 0 }
Distance of B 3
Distance of M 4
Basic point 93 {B43, R1, C8, M5}
Deform point 2 V 2
Crux point 1
① Step 17 ( 7, 9 )= 7 VbC Locked candidate
② Step 18 ( 6, 9 )= 3 VbM
(2) Visual point 41 pt
Artistic point 26
Pattern point 16
Symmetry point 10 XY
Creative point 15
givens 6
aroma 5 3689 50%
sequence digit 4
この表紙ナンプレは、「見た目」 も「難易度」もナンプレ本全体の格付けを象徴するような問題です。
To be continue:
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