朝日新聞4月21日号 beパズル C数独の格付け解析結果を以下に示す。
Results of Ranking Analysis by " Ryuzen " of Puzzle ( 21st April 2012)
Alias 62
Blood A2EN14PS
Ranking BB- 84 pt ( t 57 , a 22 , c 5 , v 27 )
Level 1 Beginner
Published Level ★★★
(1) Technical point 57 pt B
Empty cells 57
No of entrance 11 { B5 , R3 , C3 , M 0 }
Distance of B 57
Candy matrix was constructed 20 times
Givens of each digit (mean ) 2.67
Standard deviation for mean givens 1.12
Basic point 57 pt
(2) Visual point 27 pt
artistic point 22
pattern point 12
symmetry point 10 XY
creative point 5
givens 5
二重枠のセルは、いずれも 57手中の解の最後にあらわれる。
( 1, 8 ) = 4 57 手目
( 4, 5 ) = 6 53 手目
解説
先週に続いて、総合格付けBB-( Total point = 84 )となったのは、見ての通り「見てくれ」を表す pattern point が異常に低いためです。原因は主クラスターが10粒子を使って十分な働きをしておらず、平凡なパターンにしか表現できなかった点にあります。
加えて、数字の選択と配置に関する創造性が全く配慮されていないのが残念である。3,4が one digit (一つしかない)であるので、有効に活用することや主クラスターの屋根の部分に sequence digit を配するなど、見た目を少しでも良くする「姿勢」を見せてほしかった。平凡なクラスターにいくら化粧をしてもそんなに美しくはなりませんけどね・・・・
難易度は、 givens=24 で、「ブロッケン」だけで解ける問題としは、★★★+ (プラス)と言ったところでしょう。このことは、No of Entrance や candy matrix が作られた回数をみれば明らかです。
これまでの朝日新聞に掲載され、本ブログの格付けにも取り上げた ★★★ の問題を調べてみると次のようになっています。
date givens No of entrance Frequency of Candy Cunsumed PC time
(Block) matrix constructed (sec)
3月24日 26 24 (8) 10 5.23
3月31日 28 26 (9) 15 5.28
4月 7日 25 24 (11) 16 5.60
4月21日 24 11 (5) 20 6.17
Entrance は、最初の段階ですぐに数字が埋められる場所の数です。また、それを埋めた後、その結果を反映して、candy matrix が作り直されます。この数が少なければ、簡単にずるずると芋ずる式に解ける問題だということがわかります。
そういった点から判断するに、★★★の問題としては、次の一手を見つけにくく、またそれだけに初心者にとっても、解き甲斐のある良問と言えます。
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