2012年6月23日土曜日

朝日新聞 6月23日 数独格付け A-

朝日新聞 6月23日(土) Be on Saturday C数独に掲載の次のパズルの数独格付けソフト”Ryuzenによる解析結果を紹介する。



  Results of  Ranking  Analysis  by  " Ryuzen "  of  Asahi Newspaper Puzzle  on 23th June.

  Alias        62
  Blood      92しA14Qm

  Ranking     A-         116  pt  ( t 78  ,  a 22 , c 16  , v 38 )

  Level  6        Lovely

   Givens  22
   Empty cells   59
   avarage of frequency   2.44
   standard deviation  for digit distribution     0.53  
   candy matrix constructed   84
   consumed time     18.15 s
  
 (1)  Technical  point        78  pt
          Playback  notation   J= Q
          No of entrance      1      { B0 , R0 , C1 , M 1  }
          Distance of C        1

                Basic point       70      B48, R7, C4, M0
                Deform point      8       Q 2

          Crux point   1
             ①  Step   2        ( 8, 9 )= 9                 QbB        Implicit Pair of Block       28 %

(2)  Visual point         38  pt
          Artistic point    22
                       pattern point        12
                       symmetry point    10      XY
          Creative  point    16
                        givens     6
                        sequence  digit   10



今回のレベル
  総合ランキングは A-の 116pointであるが、「難易度」が過去3か月の中で最も難しい★5、Technical point 78 であるのに対して、「見てくれ」は、Visual point 38 point と相当ひどい。中途半端な 9 grain cluster の採用もさることながら、数字のパターンや配置に関するCreative な工夫や努力が全く認められないのは残念である。

 「難易度」に関して、初心者にわかりやすくこの問題を見てみよう。


本表は★4、★5の過去3カ月に掲載された問題のレベルを示したものである。今回の問題は右端にあり、同じレベルのものは3月17日にもあるが、Candy matrix を作る回数では最も多い。候補を見つけにくい問題ともいえる。

 今回の問題のポイントはグラフで読み取れるように、最初の三手で決まる。
 
第一手


 No of entrance (基本技でとれる場所)が一つしかなく、しかも、C1( Implicit single of column :レッツミー) である。
 Column 9 (ウス緑で示したセル)において、表出数 ② により、×には入らないので、 ( 3, 9)= 2
がきまる。

第二手


 Column 7 および Column 9 の表出数 ①および③により、Column 8 の(8,8)と(9,8)は、1と3の二つの候補によって占められます。(定員確定ともいいます)
 その結果、Row 8 では、9の入る場所は、(8,9)=9 しかありません

第三手
  同じく、Row 8 において、7の数字に注目すると、( 8, 6)= 7 しかありません。

あとは、基本技が最後まで続きます。ただ、Implicit single of Block (ブロッケン) だけでなく、途中Implicit single of Column(Row) :レッツミーを使うところが出てきます。グラフの18手目の黄色で示した二重枠 (1,8)=8 の少し勾配が急になっている所が「レッツミー」で決まります。二重枠もなかなかよい位置に配置されているのが伺われます。

”Ryuzen” の解析では、手筋の探索の順番を指定するようになっています。本解析では、基本技(B,R,C,M)の次に変形技(W,V,Q,G,P・・・重複を含めて123手筋)と解いてゆきます。
今回の問題では、第一手が、C、第二手が、Q で決まりました。探索の順番を変えれば、第二手からも求まるのがお分かり頂けるでしょう。

もう少し、この例を借りて”Ryuzen”による解法の構造を説明しましょう。最初に出てくる英語の「訳のわからない専門用語」を少しでも理解していただくために・・・・・

最初の段階で、全ての候補の一覧を表した Candy matrix は次のようになります。

  

この表から確かに Column 9 には、第一手の 2  という数字は (R3,C9)にしかないのがわかります。

さらに、Block 9では 1 と 3 は (R8,C8) と(R9,C8) しか現れません。ゆえに、( 8, 8) において、他の候補 5 7 9 (特に 9 )が消去され、Block 9 では、 single candidate になります。(8,9) = 9  が上表において、QbB で決まったという決まり手を表す記号となります。

 最初の説明では、Column 8 において13 がpair candidate になると説明しました。これは、同時に QcR (または、QcB) でもあるからです。 PCでの検索は、B, R, C の順に行うようになっています。

第一手も第二手も、Candy matrix では、候補が他の候補と隠れて混ざってわかりにくいので、Hidden single、Hidden Pair と呼ばれています。”Ryuzen”の解析では、Candy matrix を数字でなく場所で表す g matrix が使われます。




 この表し方では、 Block 9  ( B9) では、eh (小文字は Block内のセルの場所に対応)は、13で占有され、9 は e には入れないので、 f ( Block 9 の 6 番目の位置  ( 8, 8))に決まることがはっきりと(explicit)わかります。 

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